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No.3 AEPのリンク切れを防ぐ!CS5以降の不具合対処方法<導入編>リリース

No.3 AEPのリンク切れを防ぐ!CS5以降の不具合対処方法<導入編>

CS5以降のリンク切れ不具合

 

 

After EffectsのCS5以降のバージョンで、収集したデータのリンクが切れてしまっている状態に悩まされたことはありませんか?もしないとしたら、あなたは扱う素材、ファイル名をすべて英語、またはローマ字で書く癖がついていて運よく遭遇していない可能性があります。

 

 

もし一度でも「あれっ、ちゃんと収集したはずなのに・・・」、「リンク切れが発生する度に毎回毎回『フッテージの置き換え』を行っていてたいへーん」といったことに遭遇した方がいらっしゃったら一言

 

 

ちょっとの工夫とひと手間で、「防ぐことができます」

 

 

これはAfter Effects CS5以降で発生している不具合で、CCになった未でも解消されておりません。これだけのユーザーがいながら、いまだに不具合を放置している理由がわかりませんが、、、、

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リンク切れ不具合の原因と対策

After Effectsのリンクが切れる不具合が発生する原因は一つ、それは

 

 

2バイト文字です

 

 

2バイト文字とは、ひらがなや漢字など、日本語で入力する文字のことを指します。
下記の例をご覧ください。

 

ABCDEFG

 

上記は1バイト文字ですが、

 

 

ABCDEFG

 

上記は2バイト文字です。非常に似ていますが、横幅が異なります。

 

 

要は、全角文字が2バイトで、半角文字が1バイトということです。

 

 

After EffectsCS5以降のバグは、全角文字をフォルダパスに使用しているときにのみ発生する不具合です。ですので、もともとファイルやフォルダ名に半角文字しか使用しない英語圏の人たちには認識もされていない状態の不具合ということになります。もしかするとAfter Effectsの開発者の面々も知らない、またはあまり問題視していないのかもしれません。

 

 

でも待てよ?基本的に全角文字で作業を行っていても、「リンク切れが発生しないとき」や「リンク切れを起こさない素材」もあるんだけど、気まぐれなのか???

 

 

と思った人もいるのではないでしょうか?

 

 

リンク切れが発生する事例には明確な法則があり、全角文字を使っても問題ない個所とそうでない箇所が存在します。

 

 

制作現場によっては原因が不明確なため、AfterEffectsで扱うすべての素材とフォルダ、AEを取り扱う階層すべてに至るまで半角しか使わないといったような対策を行っている場合もありますが、ここは日本です。やはり慣れ親しんだ日本語で制作を行うことで効率的に作業を行えるケースも多いでしょう。

 

 

それでは、しっかりと不具合の原因を知り、リンク切れが起こらないようにあらかじめ対策するためにまずは不具合の詳細について解説していきたいと思います。

 

 

それでは具体的な原因を説明していきたいと思います。

 

 

 

 

どのような条件でリンク切れが発生するのか?

 

では、どのような作業をしたときに、リンクを見失うのか?

 

@作業を行っているAEPで使用されている素材の場所を移動させる。(もしくは消去する)
A作業中のAEと素材を丸ごと別のハードディスクに移動する。※階層やパスが変わる
Bファイル収集をして一つのフォルダにまとめた作業ファイルを別の場所に移動、保管後に開く。

 

主に上記の3つの行為を行った際にAfter Effectsはリンクを見失うことになります。

 

 

@は今回の件とは関係ないですね。むしろ消去したり移動したりした時ににつながってるほうが怖いです笑

 

 

たいていの場合A、Bであれっとなることが多いのではないでしょうか?
A、Bの動作を行ったとき、After Effects内で何が起こっているのかを解説していきます。

 

 

まずは、After Effectsが素材とAEPの紐づけを行っている「絶対パス」「相対パス」の二つを理解するところから始めましょう。

 

 

『絶対パス』と『相対パス』、素材をつなぐ2種類のパスについて

 

 

『絶対パス』、『相対パス』とはWindowsで作業を行う場合に、いくつかのアプリケーションで意識をする必要がある概念です。

 

 

まず、『絶対パス』、『相対パス』の意味とそれぞれの違いを説明していきます。

 

絶対パス

 

D > WORK_DATA .> SCENE01 > パーティクル素材上記のようなフォルダ階層が存在する場合、「パーティクル素材」の絶対パスは

 

D:\WORK_DATA\SCENE01\パーティクル素材となります。

 

 

ここで、「SCENE01」フォルダ内にAEPファイルがあり、パーティクル素材を読み込んで作業を行っていたと想定して話を進めます。

 

 

絶対パス

 

 

Windows上では実際のデータが、上図にのように見えることになりますね。
では、作業終了後に、「SCENE01」フォルダを別の場所に移動したらどうなるでしょう?

 

 

例えば、「WORK_DATA」で作業を行い、作業がFIXしクライアントのOKをもらったらデータを同じ階層の「FIX_DATA」に移し替える管理を行っていた場合、移動後の場所が、

 

D > FIX_DATA > SCENE01 > パーティクル素材となり絶対パスも

 

D:\FIX_DATA\SCENE01\パーティクル素材赤文字部分が変化します。

 

 

仮にここでAfter Effectsが絶対パスにしか素材の読み込み対応を行っていなかった場合、「WORK_DATA」から「FIX_DATA」に絶対パスが変化しているので作業を行っていたAfter Effectsのデータは、AEP直下に存在した「パーティクル素材」フォルダ内の素材すべてを見失うことになってしまいます。そんなことになったらおちおち素材の受け渡しや、保管先の変更なんてできませんね笑

 

 

そのため、After Effectsは相対パスによる素材の紐づけを優先して行い、相対パスに素材がなかった時に保存されている絶対パスを参照しにいくといった仕様になっています。

 

 

それでは相対パスの概念説明に移ります。

 

 

相対パス

 

「相対パス」とは、読んで字の如く、相対的なデータ同士のパス、位置関係のことを指します。After Effectsでは絶対パスが一致しなかった場合に保険として、AEPファイルからの相対パスが使用され、素材を検索し再度紐づけを行う仕組みとなっています。

 

 

リンク切れをさせることなく、管理上のフォルダ移動やデータの受け渡しを可能にしている重要な機能が相対パスによる再リンクです。

 

 

D > WORK_DATA > SCENE01 > パーティクル素材
D > FIX_DATA > SCENE01 > パーティクル素材

 

先ほどの例から、上記のファイル移動により素材への絶対パスが変更になりますが、After Effectsは絶対パスよりも相対パスを優先して素材参照を行うため、
D:\WORK_DATA\SCENE01\パーティクル素材
データ移動後は、上記の絶対パスを自動的に

 

D:\FIX_DATA\SCENE01\パーティクル素材
という具合で、相対パスをもとにデータを参照し、素材へのパスを上記のパスに置き換えることになります。

 

 

上記の場合は「SCENE01」フォルダにAEPが存在しており、もともと読み込んでいた「パーティクル素材」フォルダとの位置関係に変更はありません。そのため、

 

 

D > WORK_DATA > SCENE01 > パーティクル素材上記、グレー部分のパスは無視し、自らのデータが存在する「SCENE01」フォルダを起点として素材参照を行うので、

 

SCENE01 > パーティクル素材

 

 

というように、素材の場所をたどることになります。当然、「パーティクル素材」フォルダの名称が変更されていたら紐づけは行えませんが、今回の例で変更されたのはAEPファイルが存在する上位階層の名称なので無視された状態で素材が無事見つかります。

 

 

※ちなみに、下の階層方向にはフォルダ名を見ていますが、上位階層から読み込まれているデータにおいてはフォルダ名を見ておらず、何階層上かどうかだけでファイルを認識させるようになっているようです。

 

 

今回はここまでです。次回以降では、今回説明をした相対パスの概念があるにも関わらずなぜリンク切れがおきるのか?について紐解いていきたいと思います。

 

 

 

After Effectsの不具合の仕組みと条件、無料で誰でもできるリンク切れを起こさない対策についてもお話します。

 

 

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